猪と格闘

清水 呂益

2012年07月03日(火)
清水 呂益

昨夕、四国犬の母犬と息子の跡継ぎ君を連れて散歩。本当は綱で繋いで散歩しないといけないのかもしれませんが、人もめったに来ない山の中なので、母犬は繋がずに、跡継ぎ君の訓練をしながら山に入った。すっかり体が大きくなって、じゃれてきても母犬も真剣に相手しないと吹っ飛ばされるくらい力が強くなって、「デカくなったなぁ」と感慨深い。もうすぐ家も見えてきて、先に歩いている母犬を呼び戻さなくちゃなぁ、と思った時だった。急に母犬が鶏舎方向に走り出したので、もしや…と考え、「待て待て~」と叫んで走って行ったら、ちりじりに逃げてパニックになっている、子猪のウリボウを母犬が追っかけている。母猪が近くにいたらヤバイなぁ、と思った瞬間、「ギャァ~ン」と鳴き声がして、それはそれは大きい100㎏超級の猪が横の茂みから母犬に突進してきて、3Mほど跳ね飛ばされた。ちょっと足がもたつきながらも猪と対峙して戦闘態勢になる母犬を見て跡継ぎ君、今まで見たことのない力で私を引っ張り、「ドルルルル~」と唸っていたので、これはやる気満々だな、いつもの父犬と猪を追っ払うだけの戦いじゃないけど大丈夫かな、という思いも頭をよぎりましたが、首輪に手をかけて押さえておくのも精いっぱいだったので、「助けに行け!」とサルカンを放した。すると跡継ぎ君、矢のように巨漢猪に向かって走って行き、ジャンプして背中に乗りかかって食いついた。「うわぁ~、上から行った、やられる~」と思ったら案の定、すぐに振り飛ばされたが、すぐに負けじと後方に回り込んで低い姿勢で後ろ足のアキレス腱に齧り付きに行っている。母犬も勇気づいたのか跡継ぎ君に噛みつこうとする猪へそうはさせじと正面から吠え立てている。私はこれは下手したら2匹ともやられかねない、と判断し、軽トラックで猪に突進してツルハシで私も参戦しよう、家まで軽トラックを取りに走ろう、と考えた瞬間、「ギャン!」と後足を跡継ぎ君に噛まれたまま凄い勢いで突進して母犬が再び跳ねあげられ宙に舞っていた。「まずい!」素手だけど、一刻の猶予もないから綱を振り回しながら大きい声を出してこのまま犬たちを助けに行かなくては…と覚悟した。ところがそこからの跡継ぎ君は素早く母犬の前に立ちはだかり、猪の攻撃を除けながら、素早く2度3度と鼻ずらに攻撃を加え、鬼の形相で「グルグルゴォ~」という唸り声をあげたら猪の方から逃げて行ったのだ。1か月程前、父犬と山に向かってワンワンと猪を追い払っていた時とはまるで別人、いや別犬、完全に覚醒した感じです。幸い母犬も軽傷で済んでなによりでした。父犬のように、一対一でも猪と格闘できる精神と肉体が完成されたようです。いやぁ、心強いわ。

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